画材・トーンについて

画材(筆記用具)について

原稿は、黒一色で描いてください。茶色に変色したペンや黒の濃度が薄い物は避けてください。

主にGペン、丸ペン、カブラペンといった、つけペンでペン入れを行います。つけペンを使用されない場合は、製図用のペン(ロットリングなど)をご利用ください。

ハイテックやピグマをご利用いただいても大丈夫ですが、細すぎる線・黒の濃度が薄い線は再現が難しいので極端に細い・薄い線はご遠慮ください。

適正画材 墨汁、製図用インク、油性マジック(描き文字程度)、
ロットリング等のペン(0.4mm以上)
不適正画材 鉛筆、ボールペン(特にグレーになっているもの)、
水性(顔料インク)サインペン、色ペン、細くてかすれている線

『推奨しない』にはワケがある!〜手描き原稿トラブルあるある〜

推奨しない画材

トーンについて

当社で再現可能なトーンの範囲は10%以上70%以下85線以内です。網点がグレーになっているもの、形状が●ではなく◆で構成されているものは、再現が難しいのでオススメできません。濃いものと薄いもの(線も含む)が同じ画面にある場合、一方にあわせれば、もう一方がうまく再現されません。

トーンにおける各種注意点
トーンの下にあって
困るものとは?
鉛筆・青ペンなどはトーンをかけると線が残ります。
厚い切り張りや、ホワイトの修正も影が出てしまいます。
これらは印刷に再現される可能性が高いのでご注意ください。
トーンが浮いてたり、
定着してなかったら?
トーンの下にある、線やベタがかすれてしまいます。
また、一部に空気が入ったままだと、ムラが出てしまいます。
トーンはヘラ等でしっかりこすってください。
トーンを重ねすぎると? トーンは半透明です。
2~3枚と重ねればそれだけ不透明になり、
下の絵が見えなくなってしまったり、
重ねた部分が潰れてしまう恐れがあります。
メンディングテープでの補強は? 白っぽく厚いメンディングテープで補強すると、
テープ跡が出たり、テープの下のトーンや線がかすれてしまいます。
また、透明なテープであっても、トーンを固定させる為の使用は可能な限りお控えください。
ホワイトトーンについて ベタの上を飾りつける効果など色々ありますが、
ベタの上に貼るとグレーになり印刷に出にくくなります。
また描線をかすれさせる効果を狙いホワイトトーンの代わりに
トレーシングペーパーを使用するのはやめてください。
ホワイトトーンと同じ効果は得られません。
推奨しない画材